自分の研究分野が世間の反対にあうつらさ

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原子力の研究者とか遺伝子組み換えの研究者は研究すること自体世間から疎ま
れる傾向があるそうな。

遺伝子組み換えで病気に強くてかつおいしい植物ができれば劇的に農薬を減ら
せるため、環境面からもコスト面からもよいと思われていた時代があった。と
ころが、遺伝子組み換えはどうも世間的に風当たりが強い。それ自体がよくな
いのではないかというわけだ。しかもいくぶんエキセントリックな反応が含ま
れている気がする。

原子力も同じだ。修士時代に原子力工学科の授業をとったが、(私の通ってい
た大学院は専門以外から2科目履修する決まりがあったのだ)先生は、「この学
問はイメージが悪いのか学生や若い研究者が集まらない」と嘆いていた。それ
こそ原子力関連施設の安全性の危機に直結する。

パーティーなどでそういう分野の研究者と話すと大変だなと思う。その点シス
テムの研究なんていうのは世間から反対されるということはないけど、「今買
うならどのパソコンがいいですか」とか「パソコンのセッティングできないん
ですけど」などという相談はやはりよーく受ける。

本当にパソコンのセッティングっていう理由で、あなたは私をあなたの一人暮
らしの部屋に誘っているのですか、行ってもいいのですか、などとそんな度胸
もないくせに思ってしまう私はどうなんでしょう。

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