「SOAPがシンプルではない」という皮肉

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オープンソースのWebアプリ開発フレームワーク「Ruby on Rails 2.0」が公開
SOAPの代わりにRESTの利用を推進

http://www.computerworld.jp/news/sw/90349.html


あまり知られていないはなしだけれど、SOAPはもともと「Simple Object Access Protocol」の略だったわけです。シンプルにオブジェクトにアクセスするためのプロトコルを目指して作られたものでした。しかし、ある時点で「SOAPは何かの略語ではなく、SOAPというものです」という定義に変わった。たぶん、シンプルというには大規模になりすぎたのかねえぐらいに私は思っていました。

実際、自分でJavaなりPHPでWebサービスを使ったプログラムを書くときに、SOAPというのはかなりめんどくさい。ライブラリを使えばいいのだけれど、それだと細かい使いまわしがきかなくなってしまいます。やっぱりRESTの方が楽だよね、と思っていた。

で、これだ。「Ruby on Rails 2.0」ではSOAPよりもRESTが推奨されるという。推奨されなくてもそうなる気がするがオフィシャルに宣言されると感慨深いものがある。

いよいよ技術がオープンになってくると開発者に支持されるかどうかで生き残るかどうかが決まるのだねえ。


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