センター試験をやってみる

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今年から日経新聞にセンター試験の問題と回答が載るようになった。これまで
は回答だけだったような気がする。

そこで試しに英語と数学をやってみる。

英語は184点だったが数学は150点に届かなかった。悲しい。

数学の点がイマイチだったのは公式を忘れてしまっていたという理由につきる。
2次方程式の解の公式とか三角比のいくつかの公式はその場でどうだったかな
となっていては既に遅い。

つまり、高校卒業後そんな公式はほとんど使う場面がなかったということだ。
その意味で、「数学なんて俺の人生に何の意味があるんだ」と高校時代叫んで
いた同級生、おまえは正しかったといえよう。

じゃあ高校の数学は全く無意味なのだろうか。

それはやっぱりそうではなくて、それまで実数の範囲を対象にしていたところ
から三角比や対数や微積分や確率やらで数の概念が大幅に揺さぶられる、その
パラダイムシフトについていけるかどうか。世の中先人が必ずいて公式などが
できているという先人の知恵を活用できるかどうか。そして一見意味のなさそ
うなことをとにかくやり遂げるというメンタル部分を持てるかどうか。そうい
う訓練になると思う。そしてそれはその後の人生に確実に役に立ってきた。

それは研究だったり、会社での仕事だったり、いろいろだ。

最近社会人でいろいろな問題を抱えて精神的にまいっている人のある部分はこ
ういうところを十分訓練していればなんとかなるのではないのか。

センター試験の問題をやってみながらそんなことをつらつら考えていたのでし
た。

ただ最近の数学の問題ってコンピュータプログラムもあるんだね。悪いことで
はないと思うけどなぜいまさらBASICなのかがよく理解できん。しかも行番号
ついてるし。GOTO文使ってるし。

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