準同型定理

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「群Gの群G'の上への準同型写像の核をKとします。このとき、G/KとG'は同型
になります。」

というのが準同型定理で、この定理が成立するのは群に限った話ではないのだ
けれど、基本的に何を言っているのか分からないですよね。私も分かりません。

いや、「今は分かりません」というほうが正しいのか。なぜなら修士論文では
この定理から論理を展開していったのだから少なくとも当時は理解していたはず。

なぜこんな話をしているのかというと、今日学校に行ったときに「準同型定理
を使うと組織階層構造の解析ができるのではないか」という話題が出て、学生
の方々のディスカッションを聞いているうちに、これはもしかしてワタクシが
修士論文で書いたことではないか、ここはひとつ解説をしてあげましょうと思っ
たのだけれど、全然内容を思い出せないどころかベースになる準同型定理その
ものも全く覚えていなかったことにガクゼンとしたからだ。

結局黙って聞いていることしかできなかった。

人間ある時点を過ぎると過去できていたことができなくなるようになる。それ
は悲しい。その分調整能力やマネジメント能力が上がると言うがそんなもの長
く生きていれば自然と身に着くことのような気がしてならない。

ああ、これからはどんどんできることが減っていく中それを一つ一つ自覚しな
がら生きていかなければならないのだろうか。


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