みなさん、今日は修士論文の発表会お疲れ様でした。参加していた修士一年生
の方に聞いたら全員合格したとのことで、おめでとうございます。私はかなり
年齢の離れたOBではありますが、一言ということですので少しお話しします。
私は39歳になりますが振り返ってみると修士課程の2年間が人生で一番楽しかっ
たときでした。みなさんも4月にはこれまで伸ばし伸ばしにしてきた就職をす
ることになるわけで、いやだなあと思っているかもしれません。
実は私もそう思っていましたが、それでもなんとか飽きずに15年働いてきたわ
けで、今日はその秘訣を2つ紹介します。
一つ目は、会社では決して本音を言わないことです。もちろん会社が不正をし
ているのを見つけたときは声を大にして言わなければなりませんが、そうでな
い場合は本音を言って後々よかったなどということは記憶している限り一回も
ありません。「はあ、そうですね」などとと言っておくのがたいてい無難です。
二つ目は、決して自分の力を100％出さないことです。会社生活は長いので80
％ぐらいの力でやっておき、周囲にもそのぐらいの能力なのかなと思わせてお
くと後々かなり楽です。
これから社会に出るという人に向かっていきなりこういうことを言うのも何で
すが、参考にしてもらえたらと思います。以上です。
（大学院の研究室の追い出しコンパにて実際にしゃべった内容より）
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