情報品質(Information Quality)に関する特集号。情報品質を高めることで情
報システム構築も簡素化されるという主張が目立つ。
しかし、私はそれすら従来の「情報システムは情報を格納する箱をあらかじめ
用意してそこにデータを入れるものである」というパラダイムに縛られている
ように思われて仕方がない。私としてはそのパラダイムは既に捨て去り、ソフ
トアプローチの海でもがいているわけなのだが。
新鮮だったのは、品質には生産者から見たものと顧客から見たものの2種類ある
という考え方で、そこの関係をどうマッピングするかを形式的(数学的)に掘
り下げようとしている論文である。その関数をコミュニケーションと呼んでも
いいし、説明責任と呼んでもいい。今はやりの言葉でいうとCSRと呼んでもいい
だろう。これについては今後検討したいテーマである。
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