なぜセミナーでのデモは失敗するのか

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仕事柄新しいソフトウェアの紹介セミナーに行くことがあるが結構高い確率で
デモが失敗する。こんな機能ですと言ってボタンを押すとうんともすんともい
わない。見てるこちらもドッチラケである。で、なぜデモが失敗するのか考え
てみた。

理由その1)PCの環境が整っていなかった

新しいソフトウェアを動かすためにはその前にあれをインストールしてこれを
インストールしてということが必要な場合が多い。普段使っているPCとデモに
使うPCが違う場合動かない。しかし、こんなのリハーサル不足である。

理由その2)ネットワークにつながっていないと動かなかった

最近のソフトはネットワークにつながっていることが前提な場合が多い。それ
をネットワークにつながっていない環境でデモをやろうとして動かない。これ
も事前に気づくべきである。

理由その3)余計なことをやってしまった

順調に進むと人間欲が出てじゃあ、こういうこともできますよと予定にないこ
とをやってしまう。そして、それがうまく動かない。エンジニアにありがちな
失敗である。

理由その4)実はその機能はできていない

私がひそかに疑っているのが、セミナーに実装が間に合わなかったというパター
ンだ。実はできていないからデモができるわけがない。「あれ、おかしいな」
と言いながら逃げるわけだ。

いずれにせよ、思い出してみると、デモが失敗した会社は悲惨な末路をたどっ
たところが少なくない。WebLogicとかSunとかWebMethodsとか。って実名出し過
ぎかな。昨日は、Silverlight4のデモを見事に失敗した場に居合わせてしまっ
たし。この世界最大のソフトウェア会社は大丈夫でしょうか。

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