「Javaの父」ジェームズ・ゴスリング氏、Oracleを去る

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OracleによるSunの買収後同社を去ったジョナサン・シュワルツ氏、ティム・ブ
レイ氏、サイモン・フィップス氏などに続き、Javaの生みの親であるジェーム
ズ・ゴスリング氏もOracleを退社した。

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2005年、パシフィコ横浜にて

ジェームズ・ゴスリング氏(以下G):今日はよく来てくれたね
私(以下J):こちらこそお会いできて光栄です
G:僕はJavaをよりよいものにしたいんだ、意見を聞かせてくれるかい
J:Javaは日本でも広く普及しています
G:それはどの分野に?
J:Webアプリから携帯電話までです
G:PCはどうだろうか
J:デスクトップアプリケーションは正直あまり見かけません
G:どうしたらいいだろうか
J:WindowsでもMacでも動作することを生かせるJava Web Startがキーでは
G:われわれもJWSには力を入れている
J:あのー
G:なんだい
J:あなたのサインがほしいんですが
G:いいとも、どこに書こうか
J:この、PDAの裏に
G:こんなところでいいのかい
J:できれば握手も
G:もちろんいいとも、お互いがんばっていこう

という実話があったのだが、あのPDAはどこに行っちゃったかな。同じ日にもらっ
たTシャツはとうにボロボロになってしまったし。だけど彼のテクノロジーに対
する熱い思いは今でも私の中のどこかに伝わり、残っているはずだ。それは決
して消えることはないだろう。

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